【引退ブログ Vol.1】
山崎翔太(サーブル/経済学部/慶應義塾志木高等学校出身)
【引退ブログ Vol.1】
山崎翔太(サーブル/経済学部/慶應義塾志木高等学校出身)
平素よりお世話になっております。引退ブログトップバッターを務めさせていただくサーブルの山崎翔太です。
4年ぶりに嫌な顔を一つせずに引退ブログを再開できた同期の絆に感動しております。早慶戦まで私の数少ない同期が今までのフェンシング人生や早慶戦にかける思いなどを綴るのでご参照いただけると幸いです。
4年間のフェンシング人生を振り返ると楽しかった記憶より、むしろ悔しさや辛かった記憶の方が多いように思います。先輩方の中に4年間はあっという間であったと語る方々もいらっしゃいますが、その一言に片づけるには長く、そして重い4年間でした。
しかし、その苦い経験の分だけ、楽しかった記憶は輝き、全てが報われました。
北岡杯優勝、全日本出場、インカレ出場、どれもほとんどのフェンサーにとっては特筆すべき功績ではないものの、私の中では何物にも変え難い思い出になっています。
様々なレベルのフェンサーが共存し、切磋琢磨できるという部員全員で作り上げてきたフェンシング部の雰囲気は居心地が良く、これからの人生でこれ以上の環境に出会えることはないのではないかと思います。
大学生の身でありながら、高校の練習に快く受け入れて教えてくれた1、2年生のみんな、頼りない先輩ではあったけれど慕ってくれた3年生のみんな、フェンシングを1から教えてここまで育ててくださった先輩の皆様、そして、ずっと頼りっきりでこれからも頼り続けるであろう同期のみんなのおかげで私のフェンシング人生は最高に充実したものになりました。本当にありがとうございました。
残り僅かになったフェンシング人生ではありますが、早慶戦のその最後の瞬間までチームのために全力で取り組んでいく所存ですので、よろしくお願いいたします。
次のブログは大学から知り合ったとは思えないほど仲良い親友であり戦友の布施です。
布施は私の大学生活の中で一番支えられた人物です。最初は種目も違ったこともあり、お茶目で面白い人としか思っていませんでした。始めたての頃に逆立ちの練習をしようと誘ってくれたり、急にロンダートの練習動画を見せてくれたり、ここで書き綴るには多すぎるエピソードがあります。いつしか授業も一緒に取ることになり、フルーレからサーブルへと転向してきて時間をもっと共にすると熱く、かっこいい人間であると気づきました。誰よりも努力し、試合で見せる怪物のような姿は圧巻の一言でした。そんな人物の隣で戦い切磋琢磨していたいという思いで日々の練習に注力してきました。そんな人一倍熱い、それでいて自分の胸の内を明かさない布施が次のブログで何を綴るのか。楽しみで仕方ありません。早慶戦でもみんなを勇気づける圧巻なパフォーマンス期待してるよ。