【引退ブログ Vol.5】

鈴木美也子(エペ/薬学部/湘南高等学校出身)

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和田からバトンを受け取りました。

エペの鈴木美也子です。

お餅、、懐かしいね。

今でも10個食べられるのか気になっているのでいつか挑戦したいです。

和田は見た目通りフェンシングも、理工学部の勉強も地道に努力している印象があります。先輩後輩問わずアドバイスを求めたり、午前中で部活が終わった後に矢上へよく行っていました。

また、エペリーダーを1年間務め上げ、個性豊かな後輩達をまとめたり、指導している姿も印象に残っています。

熱い文章を書けるかはわかりませんが、自分なりにこれまでを振り返り、思いを綴っていこうと思います。

拙い文章にはなりますが、お読みいただければ幸いです。

湘南高校でフェンシングを始めて、気がつけば7年目になっていました。高校で部活に入ったときにはこんなに長く続けるとは思っていませんでした。

フェンシング部に入ったのは偶然で、他の部活に先に仮入部に行っていたらその部活に入っていたかもしれません。

その偶然の選択があったから今の私があると思うと感慨深いです。

湘南での日々がフェンシングを好き、もっとやりたいという思いの原点になったと思います。思い出も色々ありますが、ここでは割愛します。

大学生になってもフェンシングを続けたいとは思っていましたが、慶應の体育会で続けようとは1ミリも思っていませんでした。湘南の先輩や同期の伝手で国立大学などでゆるく続けようと思っていました。

しかし、入学時にはコロナが流行っていたため他大学へ行くことはできませんでした。

偶然にも湘南の先輩が慶應のフェンシング部にいたため、話を聞いているうちに気がついたら入部していました。

1年生のときはよくわからないままインカレ個人に出場でき、強く頼もしい先輩方のおかげでインカレ団体3位も取ることができました。私にとっては想像以上の結果を残すことができ、嬉しかったのをよく覚えています。

厳しい練習もありましたが、良かったことにだけ目が向いていて、楽しい日々でした。

2,3年生では薬学部で本格的に実習が始まり、思うように試合に出ることができず、試合に出られるありがたみを知りました。

また、去年よりも良い結果を残したいと思うほど自分の実力不足に目が向くようになりました。

先輩方にたくさんご指導いただいたにもかかわらず、期待に応えるような結果が出せずもどかしい日々でした。

4年生になって最初の個人戦は1人で戦う初めての試合でした。今まで、学生の試合も、ジュニアの試合も、シニアの試合も全部、先輩が一緒に出ていました。1人で出る心細さ、仲間がいることのありがたみをより強く実感した試合になりました。

秋シーズンも個人戦は1人で出るのかな、嫌だなと思っていましたが、卒業された先輩方が学生の試合にコーチとして来てくださったり、シニアの試合では一緒にアップしたりしてくださりました。先輩方がいてくれたおかげで春の試合よりも落ち着いて試合に臨めました。

思うような結果は残せませんでしたが、悔いなくやり切ることはできたと思います。

出会ったときから今までずっと、強くて、優しくて、かっこいい先輩でいてくれてありがとうございました。

たくさんの偶然の出会い、出来事のおかげで他では経験できない日々を過ごさせていただきました。これまでの経験を糧に社会に貢献できる大人になれるよう歩んでいきます。

最後の早慶戦、貪欲に、楽しんで、全力で戦い抜きます。

そして、私の引退をもってエペ種目の女子はいなくなってしまいますが、来年以降になにか残せるよう残りの部活に取り組んでいきます。

慶應のブログの場で書くのはどうかとも思いましたが、面と向かって言うのは恥ずかしいので、、

湘南の同期の皆。

湘南で同期のみんなと過ごした日々がなければフェンシングを好きになることもここまで続けることもなかったと思います。みんなのことが大切で大好きです。今後ともよろしくね。

先輩方。

フェンシングのことを教え、人としてこうあるべきだという姿を示していただきました。結果としてお返しすることはできず、人としてもまだまだ未熟な私ですが、先輩方の教えがなければ今よりも弱く、自分の未熟さにも気がつけなかったでしょう。ありがとうございました。

後輩の皆。

フェンシングのことも教えてもらってばかり、頼ってばかりで先輩らしいことは何もできなかったと思います。それでも嫌な顔をせずに教えてくれたり、先輩として立ててくれたりしてくれてありがとう。

同期の皆。

私にとって同期のみんなはプライベートでも遊ぶ友達のような仲間ではないです。それでもみんながいたからつらかったことも乗り越え、これまで部活を続け、充実した日々を送ることができたと思います。

唯一の外部生で、中学や高校から一緒にいる人がいるみんなを羨ましく思ったことがないと言えば嘘になりますが、色々な場所に大切にしたいと思える仲間がいるのは幸せなことだと今なら思えます。

就職、院進、進級と様々な道に進みますが、それぞれの進む道で活躍することを願っています。

4年間ありがとう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

次のブログが最後になります。

そして、最後を飾るのは我らが主将貝島有香です。

ゆかちゃんときちんと話して、仲良くなったのは大学に入ってからですが、高校生のときから「SFCに強い子がいるなー」と存在は認識していました。

1年間主将を務め上げる、医学部との両立、全種目の団体戦に出るなど多才でパワフルな人間です。自分の芯をしっかり持っていて、流されがちな私にとってまぶしい存在です。

そんな彼女の書くブログに乞うご期待ください。